この記事では、初心者必見、海外FXの税金対策を解説していきます。
海外FXの確定申告が初めての方は必見の記事となっています。
それでは早速いってみましょう。
目次
国内FXとの税金の違い
国内FXは申告分離課税が適用されるので、手数料などの必要経費を差し引いて得られた利益のうち一律20.315%が課税対象となります。
申告分離課税の税率は、他の収入・年収額や利益の金額に関係なく一定です。海外FXについては総合課税が適用されるので、税率は一定ではありません。
損失が発生した場合には、申告分離課税が適用される国内FXは過去3年分まで損益通算が可能です。これにたいして総合課税が適用される海外FXは、前年度の損失分を繰り越すことができません。
本業や副業などの他の収入と合算した年収額で所得税率が決まり、前年度の所得額に応じて翌年に支払う地方税の金額も変化します。国内FXと海外FXは税金の計算方法や申告方法の点で違いがあるので注意が必要です。
総合課税の計算方法
総合課税の計算方法は、年内の他の収入と合算した年収額を基準にする必要があります。まず最初に、各種手数料などの必要経費を差し引いた利益(所得)を算出します。
各種控除や必要経費を除いた利益分の所得額に応じて、段階的に5~45%の範囲で税金の金額が決定します。
具体的な税率ですが、195万円以下(5%)・195万円超330万円以下(10%)・330万円超695万円以下(20%)、などとなります。
前年度の損失分を控除することはできませんが、年内に発生した損失は利益から差し引いて計算をすることができます。総合課税だと年収額に応じて課税割合が変化するので、FX以外の他の収入と合わせて税額の計算をする必要があります。
海外FXの節税ポイント
海外FXでは前年度の損失分を繰り越すことができませんが、いくつかの節税方法があります。取引のために支払った必要経費(手数料など)や、各種控除を活用することができます。
1年間の所得金額を減らすことで、効率的に節税ができます。FX取引で損失が発生した場合は、年内に得られた利益分から差し引いて税金の申告をすることが可能です。
海外FXであれば、入金ボーナスを使って取引をして損失が発生した場合も、他の海外FX口座の取引で得られた利益から差し引くという方法があります。
多くの海外FX口座は初回に入金額相当のボーナスがもらえることが多いので、ボーナスを使って積極的に取引をすることで課税対象額を減らすことがポイントです。
必要経費を差し引いて所得を減らそう
必要経費は少額でもきちんと記録を付けておき、支払った証拠を保管しておくことが大切です。FX取引の必要経費には送金手数料や為替手数料などを思い浮かべるかもしれませんが、他にもあります。
例えば、取引に使用したPCやモニター・書籍の購入費用・自動取引ツール(サーバーのレンタル代)・セミナー参加費用や交通費、などです。税金を申告する時のために、必要経費を支払った際の領収書を保管しておくようにしましょう。
FX取引とは直接関係ありませんが、医療費控除を活用して節税をする方法もあります。例えばFXで得られた利益で年内にインプラントなどの高額な医療を受けるようにすれば、医療費控除を申告することができるでしょう。
他にも、iDeCo(個人確定拠出年金)やふるさと納税などを活用する方法もあります。
まとめ
初心者必見、海外FXの税金対策について解説しましたが、いかがでしたか?
少しでも節税に繋がるように理解を深めておきましょう。是非参考にしてみて下さい。
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